NEWS ROOM

2019.03.25

INCJの投資先3社が政策研究大学院大学(GRIPS)の主催によるシンポジウムに登壇

2019年2月14日、INCJ の投資先 3 社(ABEJA、UMITRON、スマートドライブ)が、政策研究大学院大学(GRIPS)の主催によるシンポジウム、「国境を越えるパイオニア:日本のイノベーターによる"破壊的・インクルーシブ・イノベーション"への挑戦」のラウンドテーブルに登壇しました。

●イベント全体の詳細はこちら(政策研究大学院大学ウェブサイト)
http://www.grips.ac.jp/jp/news/20190221_5722/

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本ラウンドテーブルでは、合計21名の起業家や投資家などの参加者が2回にわかれ、国境を越えてビジネスをスケールアップする際の障害や、それを乗り越えるためのビジネスモデルなどについて議論されました。参加した INCJ の投資先 3 社は、事業を通して社会課題に挑戦するベンチャー企業で、既にグローバルに活動拠点を拡げており、いずれもそれぞれの領域で高い技術が評価されています。

UMITRON PTE, LTD.は、水産養殖に IoTやAI の技術を用い、過剰給餌による環境汚染や国内の労働者不足などの社会課題の解決に取り組んでいます。山田雅彦代表はベンチャー企業のグローバル進出について、「UMITRONは設立当初より、漁業による経済発展のインパクトを考えて、水産養殖が発展している東南アジアへの展開を視野に入れ、本社をシンガポールに構えました。インセンティブの異なる複数のプレーヤーを一つのプロジェクトに巻き込むことによって、新しい事業モデルが作れると感じています。」と述べました。

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スマートドライブは、自動車の走行データなどのビッグデータを活用して、テレマティクス保険など IoT 時代の新たな自動車サービスを開発しています。また、現在は深圳に拠点を有し、今後アジア展開を加速していく計画です。ベンチャー企業の海外進出について、北川烈CEOは「例えばドイツは、政府が"インダストリー4.0"と銘打ち、国を挙げた「見せ方」が上手だと感じている。日本企業が海外に進出するうえで、個社企業のPRだけでなく、日本全体のストーリー作りは大切ではないか」と述べました。

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ABEJAはビックデータからディープラーニング等の先端技術を活用して、多様な業界・シーンで社会実装事業を展開しています。例えば、小売店ではマーケティングに活用されており、店舗にカメラを設置して、取得した情報をAIで分析し、顧客の属性・行動様式の特徴を知ることができます。同社の財務担当の加藤道子氏は、新規ビジネスと各業界の規制との関連性において、個人のプライバシーを保護しながらイノベーションを両立することの難しさについて述べました。

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