NEWS ROOM

2020.05.29

株式会社BeeEdge:
大企業に眠る有望な新規ビジネスアイデアを素早く事業化する株式会社BeeEdge(ビーエッジ)への追加出資について

・大企業の社内に眠るビジネスアイデアをオープンイノベーションで事業化
・設立後、傘下に3事業会社を設立し、いずれも順調に事業を進捗
・他の大企業にも成功事例として波及することで、日本における企業全体の活性化を期待

株式会社INCJ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)は、株式会社BeeEdge(本社:東京都港区、代表取締役社長:春田真、以下「BeeEdge」)に対し、同社の事業展開を推進するための資金として、新たに6.17億円を追加出資します。INCJは、BeeEdgeに対し10億円を上限とする出資を決定し、2018年11月に段階的な投資の初回投資として、3.83億円を出資しています。今回の追加出資は、BeeEdgeの事業が順調に推移していることから、支援枠の残りを出資するもので、新たな技術シーズの事業化を含めた成長資金に供されます。

BeeEdgeは、新規ビジネスの創出促進を目的に、2018年3月、シリコンバレーと東京を拠点とするVCのScrum Ventures(スクラムベンチャーズ)とパナソニック株式会社(パナソニック)の出資により設立された合弁会社です。具体的には、パナソニックの社内カンパニーで家電事業等を担当するアプライアンス社において、有望ではありながら事業規模など様々な理由から事業化に至らなかったアイデアをBeeEdgeに切り出すことにより、スピード感を持って事業化につなげます。                              

BeeEdgeは、既にアプライアンス社から3つの事業を切り出し、事業会社を設立しています。 

●ミツバチプロダクツ株式会社 https://mitsubachiproducts.com/

設立年月日:2018年 9月 10日
代表   :代表取締役社長 浦 はつみ
事業内容 :スチームブレンダー機構を搭載したチョコレートドリンクマシンの開発、製造、販売

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●ギフモ株式会社 https://gifmo.co.jp/

設立年月日:2019年 4月 5日 
代表   :代表取締役社長 森實 将
事業内容 :嚥下調整食調理機器の企画・製造および販売

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●ことほ株式会社 

設立年月日:2019年 6月 21日
代表   :代表取締役社長 四宮 葉一
事業内容 :歩行訓練用リハビリテーションマシンの開発、製造、販売


一般的に大企業では、社内に有望な新規のビジネスアイデアがありながら、社内に引き受ける部署がない、事業規模が一定の大きさに満たない、ブランド要件を満たさないなど、様々な理由で事業化に至らず、眠ったままの状態にあるケースが見受けられます。BeeEdgeでは、このような事業シーズやアイデアを従来の枠組みにとらわれない環境下で素早く事業化することを目指しており、有望案件については事業会社を設立し、事業化ステージごとに、その都度、適切な投資・支援を行っていきます。

INCJとしては、BeeEdgeの取り組みは、このような大企業内の閉塞感を打破するものであり、他国に比べて圧倒的に起業率の低い我が国における新しい起業の在り方、また新規事業創出のモデルケースにもなり得ると判断し出資を決定しました。その後、BeeEdgeは、3つの事業会社を立ち上げ順調に事業が進捗していることから、今回、追加の出資を行うこととしました。INCJは、この取り組みが成功事例となり、他の大企業にも展開されることを期待し、資金支援だけでなく、BeeEdgeの事業運営やINCJポートフォリオとの連携、中立性によるオープンイノベーションの推進等にも寄与していきます。

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