NEWS ROOM

2019.08.30

株式会社ランドデータバンク:
INCJ、コマツ、SMBCグループが共同で建設業界の中小事業者を支援する金融プラットフォーム新会社を設立

・建設現場のIoTデジタルデータを活用して金融機能を提供するプラットフォーム新会社を設立
・新会社は決済サービスを皮切りに、将来は保険やリースなど、決済以外のサービス事業も展開
・中小建設事業者の財務体質強化で、国土交通省が目指す建設現場の生産性革命"i-Construction"を支援

株式会社INCJ(代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)、コマツ(代表取締役社長:小川啓之)、株式会社三井住友銀行(頭取CEO:髙島 誠、以下「三井住友銀行」)、三井住友ファイナンス&リース株式会社(代表取締役社長:橘 正喜、以下「SMFL」)、三井住友カード株式会社(代表取締役社長:大西幸彦、以下「SMCC」)の5社は共同で、新会社「株式会社ランドデータバンク」(以下「LDB」)を設立しました。LDBは、様々な金融機能を有するプラットフォーム事業を行うことで、建設業界における中小事業者の生産性向上を支援していきます。設立に際し、5社は総額4億円を出資し、今後、事業の進捗に合わせて追加出資を行っていく予定です。

近年の我が国の建設投資額が増加傾向にある中、建設事業者は、資本金1億円未満の中小建設事業者が全体の99.6%*を占めており、管理監督機能を担う元請企業のもと、直接施工機能を担う1次、2次、さらにそれ以下の次数の下請企業から形成される重層下請構造となっています。また、建設就業者の高齢化を背景に深刻な労働力不足に直面していることに加え、ICT化が遅れた業務環境などにより、中小規模の建設事業者における生産性の向上、それを支える財務体質の改善は喫緊の課題となっています。そのような状況を受けて、国土交通省は2016年度より、建設生産プロセスにICT等を活用することで生産性の向上を目指すi-Constructionを推進しています。

*出所:国土交通省「平成30年度建設投資見通し」、財務省「法人企業統計」

今回、設立したLDBは、建設現場における工事内容、工事進捗、受発注情報などのデジタルデータを活用して、決済等の金融機能を備えたプラットフォームを中小建設事業者に提供することで、同事業者における管理業務の負荷を軽減するとともに、資金繰りの円滑化および財務体質を強化し、生産性向上に向けたICT施工のための先進機器等への投資・調達環境の改善を促します。

LDBは、プラットフォーム事業の第一弾として、決済サービスの提供を予定しています。具体的には、専用アプリを通じて、LDBが建設事業者と資機材サプライヤー間の資機材商流に介在し、SMCCの機能を活用して資材費を立て替えることで両者のキャッシュフローを改善します。さらに、本サービスをご利用頂くことで、請求・代金回収に関わる受発注や経理業務の軽減も図ります。また、本サービスによって、資機材サプライヤーによる建設事業者向けの与信審査・管理に関するリスク評価業務の負担軽減、債権回収リスクの低減に繋げます。

コマツでは既に、調査・測量・設計・施工・検査など建設生産プロセスに関わるあらゆる「モノ」や「コト」を有機的につなぎ、データ収集から課題解決まで一元管理するオープンプラットフォーム「LANDLOG」を活用し、スマートコンストラクション事業を推進しています。今回設立したLDBは、「LANDLOG」および総合金融機関であるSMBCグループと連携することにより、同プラットフォームが収集した大量のデータや過去の取引データを分析し、金融リスクを定量化することで更なる金融サービスの高度化・開発に繋げます。

LDBは、設立後1年間をかけて、新たなプラットフォームの構築および決済サービスの実証を行い、来年度からはサービスの本格展開、収益化を図っていきます。また、将来的には、保険やリースなど、決済以外のサービス事業の展開も計画しています。

INCJは、LDBの取り組みは、建設事業者の大半を占める中小規模事業者の資金繰りの円滑化および財務体質の改善はもとより、建設産業および関連産業全体の生産性向上につながるなど、国土交通省が積極的に進めるi-Constructionへの貢献も期待できると判断し、今回の出資を決めました。

コマツは、建設現場のデジタル化に合わせた金融機能提供を可能とすることにより、建設現場のデジタルトランスフォーメーションを加速させ、安全で生産性の高いスマートでクリーンな「未来の現場」の早期実現を目指しています。このたびのLDBへの出資により、「未来の現場」の実現に向け、お客様の現場の課題解決のため、更なるサービス提供を図っていきます。

三井住友銀行は、先進的な取組を牽引する株主各社と連携し、建設業界のデジタル化と金融サービスの一体的な提供を通じて、建設業界の課題解決・生産性向上に貢献できると判断いたしました。また、SMBCグループの総合力を活用し、金融の新たな貌の探索と挑戦の機会と判断し、出資を決定いたしました。

SMFLは、LDBの取り組みは、今後のi-Construction普及を見据え、プラットフォーム上で処理される決済データ、建設生産プロセス全体のデータ活用により、サブスクリプション等新たな金融サービスの開発に繋がると判断し、今回の出資を決めました。

SMCCは、LDBの取り組みは、中小規模事業者の資金繰りの円滑化に加えて、企業間取引におけるキャッシュレス化が促進される事で企業の生産性向上の支援に繋がり、政府が掲げる働き方改革に貢献できると判断し、今回の出資を決めました。

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