NEWS ROOM

2019.11.12

INCJ・リコー・テックアクセルベンチャーズが「スタートアップ展示会」を共同で開催

INCJは、2019年11月5日に株式会社リコー、合同会社テックアクセルベンチャーズ*と共同で「スタートアップ展示会」を開催しました。本展示会は、大企業とスタートアップ企業の連携を推進することを目的としたマッチングイベントです。INCJとテックアクセルベンチャーズの投資先スタートアップ企業9社が各社の技術を展示し、会場を訪れたリコーの技術者やイノベーション担当者など約320名と今後の協業の可能性を探りました。
*INCJは、テックアクセルベンチャーズが運営するテックアクセル1号投資事業有限責任組合に対しLP出資を行っています。

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イベントでは、INCJとリコーのマネジメントによる講演やパネルディスカッションも行われ、リコーの古島イノベーション本部長は「この貴重な機会を是非生かして、新規事業創出等に繋げていただきたい」と参加者に呼びかけました。

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INCJ会長の志賀は、「日本はまだDX(デジタルトランスフォーメーション)の本質を理解していない」と題した基調講演の中で、「デジタル革命により訪れる変化を把握し、次のビジネス展開について考えるべきである。変わるためには、捨てる勇気を持つことが重要である。」と述べました。

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続いてリコーの西宮生産本部長、本多デジタルビジネス事業本部長、INCJ専務の土田によるパネルディスカッションが行われ、オープンイノベーションの推進に向けた大企業とスタートアップ企業双方の課題や、今後目指すべき姿について議論を行いました。土田は「INCJは過去2回の展示会を通して、現場の声を直接聞くことの重要性を実感している。スタートアップ企業にとって、大企業との展示会は、製品開発やビジネスモデルの改善に生かすことができる大変貴重な場となる。」と述べました。

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展示会では、INCJの投資先企業からは7社、テックアクセルベンチャーズの投資先企業からは2社が出展しました。

INCJ投資先出展企業:
・スキューズ株式会社 (SI事業、産業用ロボットの製造・販売)
・株式会社イノフィス (マッスルスーツ®の開発・販売)
・ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 (波動制御技術をコアとする視聴触覚技術の社会実装プラットフォーム事業)
・エレファンテック株式会社 (超低コスト・短納期のフレキシブル基板の開発・製造)
・株式会社LINK-US (超音波複合振動による同種・異種金属接合装置の開発・製造・販売)
・Kyoto Robotics株式会社 (産業用3Dロボットビジョンシステムの開発・販売)
・株式会社Ridge-I (プラント等のレガシー系産業や宇宙領域等へのAIソリューションの提供)

テックアクセルベンチャーズ投資先出展企業:
・株式会社ArchiTek (低コスト・高電力性能のエッジAI チップデバイスの開発)
・フューチャースタンダード (映像解析プラットフォームの開発・提供)

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当日はメディアも参加し、展示会の開催意義の説明や質疑応答を通じて、今回の取り組みに対する理解を深めていただきました。INCJの担当MDは「本展示会は、技術イノベーションを社会実装する取り組みのひとつ。今後、他の大企業やベンチャーキャピタル等と同様の仕組みを広げ、将来的にはベンチャーエコシステムの中で自走的にこのような場が出来ていくことが理想である。」と述べました。

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INCJと大企業が連携するスタートアップ企業展示会は、2018・2019年の日産自動車での開催に続き、今回で3回目となりました。INCJは今後も、大企業やベンチャーキャピタルと協力してオープンイノベーションを創出する場を提供していきます。

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