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2017.10.12

リバーホールディングス株式会社:
リバーホールディングス株式会社: スズトクHDと産業革新機構は、静脈産業における再編・統合のための プラットフォームを創出し、日本発の静脈メジャーの誕生を目指す

スズトクホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松岡直人、以下「スズトクHD」)と株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)は、静脈産業における再編・統合を進めるためのプラットフォーム創出に合意し、INCJはスズトクHDの第三者割当増資を引き受け、32億3,000万円を上限とする出資を行うことを決定いたしました。本件の出資は、静脈産業の再編・統合を目的とした他企業の買収および統合後の費用に充当されます。
また、これを機に、スズトクHDは静脈産業の再編・統合を先導するという強い意志のもと、社名を変更し、新たに「リバーホールディングス株式会社」といたします。

製造業など製品を生み出す「動脈産業」に対し、不要物や使用済製品を回収し、処理・再生・再利用する産業を「静脈産業」と、血液の循環に例えて称されています。これからの社会において、静脈産業の重要な役割である廃棄物の再資源化は、ますます不可欠な取り組みとなります。使い終わった資源・廃棄物を再利用し、リサイクルする「高度循環型社会」を実現するには、静脈産業の発展が欠かせません。一方で、日本の静脈産業は様々な問題に直面しており、具体的には以下のような課題が挙げられます。
・日本は静脈産業市場の縮小に加え、さらに小規模事業者が多いため、国内で過当競争が生じている。
・欧米の静脈産業では事業者の大規模化とグローバル化が進む一方で、日本の静脈産業は海外と戦えるほどの国際競争力がない。
・動静脈産業が連携できておらず、資源循環の環が形成されにくい。

分散型事業を行う日本の静脈産業において、規模型事業へとシフトをしていくことこそが、優位性の構築へとつながり、海外展開や動脈産業との連携を強化できると考えます。そこで、INCJとスズトクHDは、静脈産業における課題を解決すべく、再編・統合の主体となるプラットフォームを形成し、日本発の静脈メジャーの誕生を目指していきます。

スズトクHDは、前身である株式会社鈴徳が創業113年を迎え、鉄スクラップを中心とした資源リサイクルを主要事業とし、2000年以降は周辺分野のM&Aを積極的に行い事業領域の拡大を行ってまいりました。今回の資金調達により、主力事業である資源リサイクル分野の規模拡大およびバリューチェーンの拡大を図り、静脈産業のメジャー企業へと進化してまいります。長年にわたり、資源リサイクル事業を展開してきたスズトクグループの強みを生かし、静脈産業のメジャー企業になることによって、廃棄物の100%再資源化を実現し、高度循環型社会の大きな受け皿となることを目指しています。

INCJは、高度循環型社会の実現のためには静脈産業の発展が不可欠であるという視点に賛同し、スズトクHDとともに静脈産業における企業統合を進め、業界再編につなげていけるよう、支援します。将来的には、国際競争力を強化し、グローバルで戦うことができる日本発の静脈産業メジャーの形成を目指していきます。また、動静脈産業の連携を進めることで、両産業において、新たな事業機会が創出されることにも期待しています。

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