NEWS ROOM

2016.08.22

株式会社中山アモルファス:
株式会社中山アモルファスへの追加投資について

 株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)は、アモルファス金属を使用した応用製品の設計、製造、販売を行う株式会社中山アモルファス(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:倉橋隆郎、以下「中山アモルファス」)の第三者割当増資を引き受け、同社の今後の成長資金として7億円を上限とする追加投資を行うことを決定しました。

 株式会社中山アモルファスは、株式会社中山製鋼所(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:森田俊一)からアモルファス金属事業を分割する形で、2013年4月に設立されました。中山アモルファスが継承した独自の製法から得られるアモルファス金属は、極めて高い耐食性能、耐摩耗性能、軟磁性能を有しています。INCJは、この革新的な技術とその将来性に着目し、会社設立時にその成長資金として8億円を出資するとともに、社外取締役を派遣するなど経営面でのサポートを行ってきました。

 中山アモルファスは、会社設立以来、トルクセンサ、燃料電池用集電板/セパレータ、溶射被膜の3事業を軸に、各分野の大手企業との共同開発を進めており、溶射被膜事業については既に実用化が始まっています。他の二事業についても、現在、研究開発の段階から製品化・事業化への段階に来ています。INCJは、中山アモルファスが生産する世界最大級の厚み・幅を持ったアモルファス金属とその特性を活かした製品が、今後、金属板市場を大きく変革することを期待し、そのための新たな成長資金として、今回の追加投資を決定しました。

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