NEWS ROOM

2014.09.08

株式会社K-engine:
住宅建築会社へ革新的ITプラットフォームサービスを提供する株式会社K-engineへの出資を決定

株式会社産業革新機構(以下「INCJ」)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:能見公一)は、LIXILグループで住宅建築のITプラットフォームサービスを提供する株式会社K-engine(以下「K-engine」)(本社:東京都新宿区、代表取締役社長: 喜久川政樹)の第三者割当増資を引き受け、同社の今後の成長資金として20億円を上限とする投資を行うことを決定しました。

国内木造住宅の約60%は中小住宅建築会社によって建築されておりますが、これら中小住宅建築会社の大半は企業規模の制約から独自のシステム投資が困難な状況にあり、業務プロセスの改善・効率化に大きな課題を抱えています。
K-engineは「自動見積」を中心としたITプラットフォームサービスを提供することで、住宅建築会社の業務プロセスの大幅な改善・効率化を実現し、中小住宅建築会社の競争力強化を支援することを目指しています。

K-engineが提供するITプラットフォームサービスは、図面投入・積算・実行予算・工程表までを一貫して実現する「ベーシックサービス」を中心に、初回面談・ニーズ確認やプラン提案といった営業初期段階での課題を解決する営業提案ソリューションと、着工・資材発注から会計処理・引渡しにいたるまでをフォローする経営管理ソリューション(開発中)で構成されたトータルプラットフォームサービスです。
メインソリューションとなる「ベーシックサービス」はCAD図面や建築資材の仕様を投入するだけで、住宅一棟分の原価を積算できる「自動見積」を起点に、住宅購入検討者への見積・工程表を作成することができます。約300万レコードもの主要メーカーの建築資材を網羅した同社独自の商品データベースが、建築資材の拾い漏れや数量間違いをなくし、誰でも正確な見積・工程表作成を簡単に作ることを可能にしています。
住宅建築会社は「ベーシックサービス」に営業提案ソリューションや経営管理ソリューションを組み合わせることで、住宅建築に至る一連の業務フローの効率化と収益力向上を実現することができます。

今後、K-engineは現在開発中である経営管理ソリューションなどについても早期にサービスを開始し、住宅建設会社の業務プロセスを総合的にサポートすることを目指します。
INCJは、K-engineに対して必要資金を提供するとともに、社外取締役の派遣等の経営サポートを行います。INCJは本投資を通じて、住宅建設産業及びその関連産業の活性化と、企業・業界の枠を超えたオープンイノベーションの促進を支援してまいります。さらにINCJは、K-engineのプラットフォームの普及が、住宅購入者にとっての利便性・透明性の向上に繋がることを期待しています。

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