NEWS ROOM

2012.11.30

株式会社中山アモルファス:
株式会社中山アモルファスへの出資を決定

 株式会社産業革新機構(以下「INCJ」)(東京都千代田区、代表取締役社長 能見公一)は、株式会社中山製鋼所(以下「中山製鋼所」)(大阪府大阪市大正区、代表取締役社長 藤井博務)が新設会社分割方式により設立するアモルファス金属の製造およびアモルファス金属を使用した応用製品の設計、製造、販売を行う株式会社中山アモルファス(以下「同社」)による第三者割当増資を引き受け、同社の今後の製品開発等に必要な成長資金として8 億円の出資を行うことを決定しました。

 アモルファス金属は、原子が通常の金属のように周期的に配列していない非晶質であり、溶融した特定の金属合金を急速冷却することで生成され、耐食性、強靭性、軟磁性等の面で通常の結晶構造を有した金属材料と比較して優れた特性を発揮します。

 中山製鋼所は、超急冷遷移制御噴射機の開発および世界最高位の耐食性能、耐摩耗性能を有するアモルファス金属の開発に成功しています。すでに、錆や摩耗に対して要求が厳しい化学薬品供給ポンプの軸スリーブに、アモルファス金属の皮膜を安定して形成させ製品化しています。また、アモルファス金属の磁気特性を生かした高感度、高速応答の磁歪式回転トルクセンサの開発に成功しています。今後、外部研究機関やパートナー企業と広く協業することで事業展開を早期に進めていきます。

 中山製鋼所はアモルファス事業を分割し同社を設立することで経営の効率化、事業推進のスピードアップを図り、同事業の早期収益化を目指します。INCJ は同社に対し、今後の製品開発等に必要な資金を供給するとともに、役員の派遣、開発協力体制の構築、戦略的提携先の開拓支援等の経営面でのサポートを行います。

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