NEWS ROOM

2019.02.13

ダイナミックマップ基盤株式会社:
ダイナミックマップ基盤株式会社への追加出資について

・高精度3次元道路地図データを生成するダイナミックマップ基盤株式会社(DMP)のグローバル展開支援のために180億円を上限とする出資を決定
・DMPは米国の同業 Ushr Inc.買収を通じて自動運転用道路地図の市場における地位を強化
・自動運転・先進運転支援システムに加え、社会インフラ管理・i-Construction*にも展開

株式会社INCJ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又 幹英、以下「INCJ」)は、このたび、高精度3次元道路地図(以下「HD**マップ」)の提供を行うダイナミックマップ基盤株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中島 務、以下「DMP」)の新たな事業展開を行うための成長資金として、180億円を上限とする出資を行うことを決定しました。今回の追加出資はDMPによる米国Ushr Inc.(アッシャー)の買収費用に加えDMPの北米展開に向けた成長資金に充てられます。また、今回のラウンドでは、既存株主である三菱電機株式会社と、新規株主であるジャパン・インフラストラクチャー・イニシアティブ株式会社と共同で出資を行います。

Ushrは、自動運転用のHDマップの開発・販売を行う会社で、米国においてDMPと同水準のHDマップデータを保有し、世界で初めて量産車両(GM車)への採用・実用化を行うなど、その技術力と製品は高く評価されています。DMPとUshrの両社はグローバル市場での展開において互いを最適なパートナーであると判断しており、今回の買収合意は、急速な成長が見込まれる北米地域での自動運転車の普及を力強く支援することになります。両社は、株主間で株式譲渡契約を締結しており、所定の手続きを終えた後、速やかにクロージングする予定です。

DMPは、自動運転・先進運転支援システムの実現に必要なHDマップの協調領域における整備や実証・運営に向けて2016年6月に設立され、現在は国内高速道路や自動車専用道路のHDマップデータの整備に取り組んでいます。

また、HDマップの導入は、交通事故やそれに伴う死傷者数の減少、交通制約者の移動支援、渋滞緩和による環境負荷の軽減などを目指す自動運転・先進運転支援システムの高度化に貢献するとともに、防災・減災、社会インフラの維持管理、建設生産システム全体の生産性向上を目指すi-Constructionなど、幅広い分野への展開が検討されています。

* i-Construction (アイ・コンストラクション):
国交省が掲げる20個の生産性革命プロジェクトのうちの一つで、測量から設計、施工、検査、維持管理に至る全ての事業プロセスでICTを導入することにより建設生産システム全体の生産性向上を目指す取組みです。

**HD:High Definition

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