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2018.06.04

株式会社キュラディムファーマ:
難治性疾患に対する新薬を開発する、パイプライン型創薬ベンチャー 株式会社キュラディムファーマへの追加出資について

・国内製薬会社から有望シーズをスピンアウトして新薬を開発
・アンメットメディカルニーズの高い免疫領域の難治性疾患に対して革新的な新薬を提供

株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)は、難治性疾患に対する新薬開発を行う、株式会社キュラディムファーマ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:内ケ﨑哲、以下「キュラディムファーマ」)の事業進捗に伴い、同社の第三者割当増資を引き受け、12億円を上限とする追加出資を行うことを決定し、9億円の出資を実行しました。また、既存株主のSMBCベンチャーキャピタル株式会社に加え、DBJキャピタル株式会社、山口キャピタル株式会社が新たに出資を行いました。今回の調達資金は、新薬の研究開発に供されます。

キュラディムファーマは、国内製薬企業等から有望な創薬シーズを導入し、非臨床試験から早期臨床開発までを専門的に行うパイプライン型創薬ベンチャーです。近年、国内製薬企業で開発されていたシーズが、事業戦略の変更などに伴って開発が中断されるケースが増えており、その結果、日本発シーズが実用化されにくくなっています。このような課題に対して、キュラディムファーマは、国内製薬企業に眠る有望なシーズをスピンアウトさせて日本発の画期的新薬を開発し、アンメットメディカルニーズの高い免疫領域を中心とした難治性疾患の治療に貢献することを目的に、INCJ主導のもと2016年6月29日に設立されました。

キュラディムファーマはMeiji Seikaファルマ株式会社(同社における化合物番号:CP9531)から導入した化合物、スフィンゴシン1-リン酸(S1P)受容体調節薬(開発コード:CP1050)で、多発性硬化症*1をはじめとする自己免疫疾患の治療薬の開発を進めています。導入後、必要な非臨床試験を推進し2018年2月から英国にて第Ⅰ相臨床試験を開始しています。本試験は、健常人を対象にCP1050の安全性および忍容性の確認を目的としています。

*1多発性硬化症とは、脳や脊髄などの中枢神経を保護している髄鞘(ずいしょう)が破壊され、神経伝達に障害を来す病気で、厚生労働省の指定難病。

さらに、キュラディムファーマは国内製薬企業等に眠るシーズの発掘を続けていく中で、2018年3月、第2パイプラインとして、宇部興産株式会社が創出した特発性肺線維症(IPF)に対する新薬候補化合物、リゾホスファチジン酸受容体 1(LPA1)選択的アンタゴニスト(開発コード:CP2090)に関するライセンス契約を締結し、独占的開発権を取得しました。IPF は、原因不明の間質性肺炎の一種で診断後の平均生存期間が 3~5 年間とされる極めて予後不良の疾患であり、厚生労働省の難病に指定されています。キュラディムファーマは今後GLP*2に準拠した非臨床試験を開始する予定です。

*2GLP:Good Laboratory Practice の略で、日本語では「医薬品の安全性試験の実施に関する基準」。非臨床安全性試験を適切に実施してデータの信頼性を確保するための基準。

INCJは、キュラディムファーマが開発する革新的な医薬品の提供を通して、アンメットメディカルニーズの高い免疫領域の治療に貢献できることから、2016年8月に10億円を上限とする支援を決定し、同額の出資を実行しました。その間、キュラディムファーマは高い専門性とスピードで順調に事業を推進しています。同社のこれまでの実績を踏まえ、今回INCJは12億円を上限とする追加支援を決定し、9億円の出資を実行しました。INCJは、キュラディムファーマへの支援を通して、製薬業界における新たなモデルケースの創出を図るとともに、研究技術や人材の流動化を促し、オープンイノベーションの推進を目指します。

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