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2018.04.18

ペプチスター株式会社:
特殊ペプチド原薬の受託製造を行うペプチスター株式会社への出資を決定

・ 特殊ペプチド*1は国内外製薬企業が研究開発を加速させている次世代の中分子医薬の一つ
・ 特殊ペプチド原薬の各製造工程で複数日本企業と協業し、オープンイノベーションを推進
・ 世界をリードする特殊ペプチド原薬の合成・製法の研究開発、製造及び販売体制の確立を目指す

株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)は、特殊ペプチド原薬の受託製造を行うペプチスター株式会社 (本社:大阪府摂津市、代表取締役社長:窪田規一、以下「ペプチスター」) の第三者割当増資を引き受け、同社の事業の成長資金として7.5億円を上限とする出資を行うことを決定しました。また、ペプチスターを設立し、2018年3月30日に同社への追加出資を公表したペプチドリーム株式会社、塩野義製薬株式会社、積水化学工業株式会社*2の3社に加え、今回新たにINCJのほか、事業会社およびベンチャーキャピタル*3が出資を行います。なお、今回出資した資金は、特殊ペプチド原薬製造技術の研究開発や製造設備投資、操業開始時の運転資金に充当される予定です。

*1:特殊ペプチド=天然の20種類のアミノ酸のみならず、各種特殊(非天然型)アミノ酸(L-アミノ酸誘導体、D-アミノ酸、N-メチル化アミノ酸、β-アミノ酸等)を組み込んだ、一般には8~20アミノ酸残基からなるペプチドのこと。

*2:ペプチドリーム株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:リード・パトリック、以下「ペプチドリーム」)、塩野義製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:手代木 功、以下「塩野義製薬」)、積水化学工業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:髙下 貞二、以下「積水化学」)

*3:大塚化学株式会社、キシダ化学株式会社、株式会社竹中工務店、千代田化工建設株式会社、長瀬産業株式会社、株式会社中村超硬、日産化学工業株式会社、浜理薬品工業株式会社、マイクロ波化学株式会社、三菱商事株式会社、渡辺化学工業株式会社 ほかベンチャーキャピタル(50音順)

特殊ペプチドは、次世代の中分子医薬の一つとして期待され、東京大学発の技術を基に創業したペプチドリームを中心に、国内外の製薬企業が研究開発を加速させています。特殊ペプチドは、低分子化合物では実現が困難だったタンパク質同士の相互作用を阻害する治療薬を見出すことが可能であり、また、抗体医薬では到達が難しい細胞内の標的タンパク質に関しても有用であることを示す実験結果を蓄積しつつあります。そのため医薬品として応用範囲が拡大することが期待されており、特殊ペプチド原薬の安定的な供給に対するニーズが世界的に高まっています。しかしながら、高品質な特殊ペプチド原薬を低コストで安定供給できる製造受託機関は未だ存在していません。

そのような状況において、2017年9月1日、ペプチスターは特殊ペプチド原薬の研究開発、製造および販売を行うことを目的として、ペプチドリーム、塩野義製薬、積水化学の3社によって設立されました。ペプチスターは、特殊ペプチドを製造する工程において様々な企業と開発を進め、世界をリードする特殊ペプチド原薬の製造体制を確立することを目指しています。

INCJは、ペプチスターへの出資を通して、次世代の医薬品として期待が高まる特殊ペプチド原薬の低コストで安定的な製造を支援することにより、日本の医療費削減にも寄与できると期待しています。また、特殊ペプチドの各製造工程において、日本を代表する専門性の高い企業と協業することにより、大企業と中小企業、ベンチャー企業間のオープンイノベーションを推進します。さらに、次世代の創薬技術として注目を集める特殊ペプチド原薬を日本国内で製造して国内外に供給することにより、日本発次世代医薬品の新産業として育成を図れるものと考えています。

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