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2018.04.16

株式会社光コム:
「光コム(OpticalComb)」の原理を世界で初めてインライン形状測定器へ産業応用した株式会社光コムへの投資について

・「光コム」理論を産業応用した世界初のインライン非接触三次元測定器を開発
・エンジンの容積測定の高速化を実現、次世代自動車エンジンの開発・生産に貢献
・高精度・高速の外観検査自動化を実現、スマートファクトリーの実現に貢献

株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)は、「光コム」の原理を応用した、高精度非接触方式の検査機器を開発・販売する株式会社光コム(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福沢博志、以下「(株)光コム」)に対し、同社の新たな事業展開を推進するための資金として、4億円を上限とする出資を行うことを決定し、本日出資を完了しました。(株)光コムの本資金調達ラウンド(ラウンドB(※))では、INCJの他に新規株主の株式会社みらい創造機構、ちばぎんキャピタル株式会社、株式会社広島ベンチャーキャピタル、いよぎんキャピタル株式会社、山梨中銀経営コンサルティング株式会社に加え、既存株主であるニッセイ・キャピタル株式会社、三井住友海上キャピタル株式会社も追加出資を実行し、総額12.9億円の調達となりました。

(株)光コムは、2002年に設立された東京工業大学発の技術ベンチャー企業で、2008年に「光コム」の原理を計測器に応用し、2011年には、形状測定器の初期モデルを開発しました。2016年4月には、世界で初めて、「光コム」を活用したインライン全数検査対応の非接触式三次元形状測定器の開発に成功し、既に国内の自動車メーカー等への導入が始まっています。

「光コム(光周波数コム)」とは、光の成分が周波数軸上で「櫛」(くし=comb:コム)のように規則正しく並ぶ、特殊なレーザー光源です。1990年代から注目されている研究分野であり、2005年には光コムに関する研究がノーベル物理学賞に選ばれ、2009年には日本における長さの国家標準に光コムが採用されました。(株)光コムでは、東工大ベンチャー時代の2000年代から、「光コム」理論の産業応用に取り組んでまいりました。現在は「三次元形状測定器」を主力製品としつつ、78m先を5μmの誤差で計測できる「光コム距離計」や、測定対象物の多数の測定点を同時に測定できる「多点振動計」などを開発しています。特にインライン全数検査市場においては、(株)光コムの製品群が極めて高い競争力を持っています。

非接触式三次元形状測定器は、被対象物の全面を走査して形状をスキャンし、高度な数値処理を経て三次元点群データとして再現することが出来ます。また、自動判定ソフトウェアを搭載し、品質規格に照らした欠陥自動判定を行うことも可能となるため、導入先企業からは、「高精度」「全数検査」を両立する測定器として高い評価を得ています。

INCJは、(株)光コムの製品を導入することで、製造業における品質管理レベルの大幅な向上が図れるとともに、人的リソースの大幅な効率化も実現できるなど、日本の産業競争力強化への貢献が期待できることから、同社の更なる事業展開への成長資金としての出資を決めました。(株)光コムは、調達した資金を主にソフトウェア開発の加速に供するとともに、将来的には、導入済みのローカルソフトウェアから、クラウドサービスでデータ統合し、AIによる自動判定を行う新たなビジネスモデルの構築も計画しています。

※ラウンドBについて

株式会社光コムが更に事業を加速するためのソフトウェア開発・各種投資を資金使途としております。なお、本ラウンドの引受先は以下のとおりです。

・ニッセイ・キャピタル株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:安達哲哉)
・株式会社産業革新機構(東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英)
・三井住友海上キャピタル株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:石上 壽一)
・株式会社みらい創造機構(東京都千代田区、代表取締役社長:岡田祐之)
・ちばぎんキャピタル株式会社(千葉県千葉市、取締役社長:佐々木英憲)
・株式会社広島ベンチャーキャピタル(広島県広島市、代表取締役社長:川﨑弘敬)
・いよぎんキャピタル株式会社(愛媛県松山市、代表取締役:大泉謙一)
・山梨中銀経営コンサルティング株式会社(山梨県甲府市、代表取締役社長:井上久仁)

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