2017.10.23
アジアンベイシス株式会社：
アジアンベイシス株式会社の株式譲渡について
株式会社産業革新機構（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：勝又幹英、以下「INCJ」）は、同社が保有するアジアンベイシス株式会社（本社：東京都目黒区、代表取締役社長：浅井英明、以下「アジアンベイシス」）の全株式について、株式会社紀伊國屋書店（本社：東京都新宿区、代表取締役会長兼社長：高井昌史、以下「紀伊國屋書店」）に譲渡しましたのでお知らせいたします。
アジアンベイシスは、2013 年 4 月、ASEAN を中心としたアジア地域における EC 事業の本格展開を目的に、紀伊國屋書店および情報通信ソフトウェア開発事業者の株式会社インフォシティの出資によって設立されました。書籍以外にも、日本発の文化・生活に関連した商品の EC 販売事業を行っています。
INCJ は 2013 年 8 月、ASEAN を中心としたアジア地域における EC 事業体制を固め、将来的には、ローカル企業や同エリアの進出を目指す日系企業と協同したオールジャパン体制の構築を目指し、アジアンベイシスに対して 15 億円を上限とする投資決定を行いました。第一段階として、事業マイルストーンに基づいて、6 億円の投資実行を行った後、INCJ は、経営面のほか、営業・マーケティングやシステム開発などを通してアジアンベイシスを支援してきました。
設立後 4 年を迎え、アジアンベイシスは、アジア地域における事業展開の基盤を構築し、書籍のみならず日本発コンテンツの新たな需要発掘に貢献していますが、今後、更なる事業発展を実現するためには、より一層の地域に根ざした取り組みが求められる新たな局面を迎えています。
この度、両社で、アジアンベイシスの今後の事業計画について協議したところ、紀伊國屋書店から、株式を譲り受けたいとの申し出があり、INCJ は保有するアジアンベイシスの全株式を紀伊國屋書店に譲渡し、その経営を紀伊國屋書店に委ねるのが最善と判断いたしました。