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2017.03.21

オスカーテクノロジー株式会社:
ソフトウェアの並列化技術を提供するベンチャーの オスカーテクノロジー株式会社への出資を決定

株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)は、ソフトウェアの並列化*技術を提供するオスカーテクノロジー株式会社 (本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小野隆彦、以下「オスカーテクノロジー」) の第三者割当増資を引き受け、同社の事業の成長資金として2億円を上限とする出資を行うことを決定しました。また、既存株主である株式会社デンソー、ウエルインベストメント株式会社、今回新たに株式会社経営共創基盤も同社への出資を決定しています。
*並列化:プログラム処理を複数のCPUで並列に分散して実行させる手法

オスカーテクノロジーは早稲田大学で開発した、逐次プログラムの自動並列化技術の商用化を目指して、2013年に設立されたベンチャー企業です。同社は単一コアで動作するプログラムを並列化することにより、処理速度の高速化、省電力化を実現する、組込み式の変換ソフトウェアを提供しています。同社が提供するソフトウェアの最大の特徴は、独自のマルチグレイン並列化手法を実現し、既存の技術では実現できなかったプログラム全域の並列化を可能にした点にあります。そのため、複雑なソフトウェアや多制御処理が必要とされる、車載や産業機械などの領域で利用拡大が見込まれます。

INCJは、第四次産業革命を支えるロボットやAIなどの新産業の発展において、高性能なソフトウェアが必要とされることに伴い、同社の技術が産業の発展に寄与することを期待しています。また、大学発ベンチャー企業と大企業による産学連携を支援し、オープンイノベーションを加速させ、ベンチャー企業を育成するエコシステムの構築を目指します。

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