2017.02.28
株式会社出版デジタル機構:
株式会社出版デジタル機構の株式譲渡について
株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)は、同社が保有する株式会社出版デジタル機構(本社:東京都千代田区、代表取締役:新名新、以下「出版デジタル機構」)の全株式について、株式会社メディアドゥ(本社:東京都千代田区、代表取締役:藤田恭嗣、以下「メディアドゥ」)に譲渡することに合意しましたのでお知らせします。
出版デジタル機構は、株式会社小学館、株式会社講談社、株式会社集英社など出版各11社が設立を発起し、凸版印刷株式会社および大日本印刷株式会社、INCJによる共同出資のもとで2012年4月に設立され、電子書店への取次・配信事業や電子書籍制作支援事業を手がけています。INCJは2012年3月に同社への投資を決定し、電子出版ビジネスの市場拡大を目指してインフラの整備をサポートしてきました。また、2015年9月には出版デジタル機構の株式を同社に一部売却し、その後は民間主導に向けた検討を進めてきました。
メディアドゥは出版デジタル機構同様、電子書籍の環境整備を事業とし、中小出版社における電子出版の取り組みや図書館向けビジネスなどを今後の成長戦略の柱と位置づけており、出版デジタル機構が掲げるビジョンと一致しています。INCJは、今後の出版デジタル機構の更なる事業発展のためには、その経営をメディアドゥに委ねることが適切であるとの判断から、今回、保有する全株式をメディアドゥに譲渡することとしました。