2016.07.28
アルプス・グリーンデバイス株式会社:
アルプス・グリーンデバイス(株)の株式譲渡について
アルプス・グリーンデバイス(株)の株式譲渡について
株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)は、同社が保有するアルプス・グリーンデバイス株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:島岡基博、以下「AGD」)の全株式について、アルプス電気株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:栗山年弘、以下「アルプス電気」)に譲渡することを決定しましたのでお知らせ致します。
INCJは2010年3月、低炭素社会の実現に不可欠なデバイス開発を事業とする新会社AGDへの投資を決定し、継続的に支援を行ってきました。これまで、AGDは、同社事業の中核技術となる磁性材料技術、薄膜プロセス技術を活用して、独自の材料を用いたパワーインダクタや小型で優れた応答性を有する電流センサなどの開発に取り組んできました。それぞれ、機器の電源の高効率化や電力制御の高精度化に貢献し、市場での高い評価を得ています。
一方、アルプス電気ではエネルギー市場を重点テーマとして捉え、AGDが開発した製品を搭載した小型・高効率な電力変換モジュールを新たに商品化するなど、同事業の本格化に向け取り組んでいます。今後、アルプス電気は同社のパワーエレクトロニクス事業とAGD事業との連動性を高め、同社が取り組むオープンイノベーションとのシナジー創出を強化します。これらは、AGD事業のビジネス展開を加速させるとともに、オープンイノベーションを通じた次世代産業を育成するというINCJの投資目的にも適うとの判断から、今回、INCJは保有するAGDの全株式をアルプス電気に譲渡することになりました。
参考)INCJは、2010年3月に、「低炭素社会の実現に不可欠なデバイス開発事業に投資を決定」を公表しています。
URL: http://www.incj.co.jp/investment/deal_001.html