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2016.06.08

Mido Holdings Ltd.:
Mido Holdings Ltd. への追加出資の決定について

株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)は、ネットワークの仮想化ソリューション開発を手掛けるベンチャー企業、Mido Holdings Ltd.(本社:スイスローザンヌ、CEO:ダン・ミハイ・ドミトリウ、以下「ミドクラ」)に対し、今後、同社の製品開発、事業推進に必要な資金として10百万米ドルを上限とする追加投資を行うことを決定しました。また、ミドクラには、日本のFintech企業であるシンプレクス株式会社に加え、ミドクラの取締役であるアレン・マイナー氏も、新たに投資を行います。

ミドクラは、コンピューターネットワークの仮想化技術(ソフトウェア化)を実現するSDN(Software Defined Networking)市場が本格的に立ち上がるのを見越して2010年1月に設立された、日本発のグローバルIT技術ベンチャーです。

同社が開発・販売するネットワーク仮想化ソフトウェア「MidoNet」は、物理的なネットワーク機器の高度な機能・役割をソフトウェアで代替させる革新的な製品であり、技術的な特徴として大規模化ITシステムにおいて重要となる自立・分散制御に強みを持っています。「MidoNet」の利用により、高価格・高機能なネットワーク機器を使うことなく、ネットワーク機能の拡張や、運用の利便性を向上させることが可能となります。

「MidoNet」はオープンソースソフトウェアとしてコミュニティにて開発、無償公開されており、ミドクラはMidoNetにサポート・運用監視等の付加機能をパッケージ化した有償版の「Midokura Enterprise MidoNet (以下MEMという)」を提供しています。
今後、ミドクラは、調達した資金を活用して、MEMの開発を加速し、マネジメントや開発チームの強化、大手企業等との戦略的事業提携を通じた拡販に注力する予定です。

INCJは、2013年4月に、ミドクラの製品開発、事業開発に必要な成長資金への投資を決定し支援を行ってきましたが、今回の追加投資により、ミドクラが新たな成長段階に入り、日本発のグローバルIT技術ベンチャーとしてこの分野での真のリーダーになることを期待しています。

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