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2014.02.24

株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス:
新ビジネスモデルを通じて中小食品企業の再成長を目指す(株)ヨシムラ・フード・ホールディングスへの出資を決定

株式会社産業革新機構(以下「INCJ」)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 能見公一)は、複数の国内中小食品企業を傘下に収め、グループが保持するプラットフォームを活用することで各社の再成長に取り組んでいる株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス(以下「ヨシムラ・フードHD」)(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO 吉村元久)に対し、今後の追加買収及び事業体制強化に必要な資金として9億円を上限とする出資を行うことを決定しました。

食品関連産業は製造業における国内総生産の最大の割合を占める重要な産業であるにも関わらず、人口減少等を背景に90年代後半以降縮小しつづけ、過当競争が進んでいます。中小・零細企業が多い食品製造業では本来生き残るべき中小企業も後継者不在による廃業が増えており、M&Aによる継承余地が増加傾向にあります。

ヨシムラ・フードHDは成長可能性がありながらも単独では成長が難しい中小食品企業に注目し、M&Aによってこうした企業を傘下に収め、ヨシムラ・フードHDのプラットフォームによってお互いの強みを生かし、弱みを補完し合い、再成長する新しいビジネスモデルを構築しています。グループとしてのプラットフォームを構築することで、売上拡大、コスト削減、経営の質向上の3つの領域でグループシナジー創出を目指しています。ヨシムラ・フードHDでは、既に6社の中小食品関連企業を傘下に収めていますが、新たな中小食品関連企業のM&Aについても具体的な検討が進行中です。

中小食品企業一社一社の経営改善余地は大きく、ヨシムラ・フードHDの傘下に入ることで、経営ノウハウを取り入れる機会が生まれるだけでなく、今まで限定的な地域展開に留まっていた企業も全国展開できるようになるなど、プラットフォームの活用による再成長の余地は大きいと考えています。また、日本の食品産業は安心・安全といった観点から海外でも高く評価されており、一社単独では難しい海外進出も、将来的にはグループとして追及していくことを視野に入れています。

今後、後継者不足に起因して、中小食品企業の事業継承の機会は増加すると考えられており、ヨシムラ・フードHDはこれからも再成長が期待できる企業の買収に積極的に取り組んでいく予定です。

INCJは、ヨシムラ・フードHDに対し、中小食品関連企業の更なる買収や事業体制強化に必要な資金を供給するとともに、社外取締役の派遣、事業戦略検討支援等の経営サポートを行います。INCJは上記の取り組みを通じて、同社の事業が、食品製造業における新たな業界再編を促進し、ひいては他業界も含めた中小企業再成長モデルの呼び水となるよう支援してまいります。

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