2014.01.08
WiL Fund I, L.P.:
国内大手企業連合が協同し日米ベンチャーの掛け橋を目指すベンチャー投資育成ファンドWiL Fund I, L.P.に対する戦略的LP投資を決定
株式会社産業革新機構(以下「INCJ」)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長能見公一)は、WiL GP I, L.P. (以下WiL)(本社:米国パロアルト、CEO:伊佐山元)がGeneral Partnerとして設立し、国内大手企業連合による日米ベンチャーの掛け橋を目指すベンチャー投資育成ファンドWiL Fund I, L.P.に100百万ドルを上限とする戦略的LP投資を行うことを決定しました。
WiL Fund I, L.P.は、日米のベンチャー投資業界において稀有な実績をもつ人材が結集、さらに異業種からなる国内大手企業連合によるLimited Partner(以下、LP)も擁した、これまでになかったベンチャー支援スキームを形成しております。
投資先としては、テレコム・メディア・テクノロジー等の次世代の国富を担うベンチャー企業を想定しています。
INCJでは、従来より日本におけるベンチャー企業をめぐるエコシステムの確立に向け、国際的な展開可能性がある有望なベンチャー企業と大企業のコラボレーションを実施するとともに、双方の課題解決に必要十分な資金を提供する活動を行っております。しかしながらINCJのみでは最適なベンチャー企業および大企業を悉皆的に調査、選定することには限界があり、INCJと投資哲学が一致する中立的な協業パートナーを求めておりました。
WiLはベンチャー投資育成ファンドを設立、東京・シリコンバレーの2拠点で活動し、日本発ベンチャーのグローバル展開サポート、米国発ベンチャーの日本進出・事業提携の支援を行います。加えて、LPを中心としてベンチャーと日本の大企業との協業や大企業からのカーブアウトによるベンチャー企業創造の促進も目指し、厳選したベンチャーに対して徹底したハンズオン投資を行なうことを指向しております。また、投資活動だけでなくLPからのシリコンバレー出向者に対し、不定期で現役経営者・VC・大学専門家によるセミナーを開催、業界のエキスパートやイベント等に結びつける機会を提供します。一方、投資先企業については、単なる仲介だけでなく、日米におけるビジネス連携の提案やJV設立の支援等も行っていく予定です。
INCJは、WiL Fund I, L.P.への戦略的LP投資を通じ、大企業がベンチャー企業と積極的に協同する風土の構築を促すとともに、日本発グローバルベンチャーの創出を目指します。また、ひいては、新たな事業の開拓に挑戦し、日米の懸け橋となるベンチャー企業を創出することで、日本の大企業・ベンチャーを巻き込んだ革新的なオープンイノベーションの実現を目指します。