2013.11.22
グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合:
次世代の国富を担うIT関連ベンチャーの創出・育成を下支えするハンズオン型ベンチャーキャピタルファンド グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合に対する戦略的LP投資を決定
株式会社産業革新機構(以下「INCJ」)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:能見公一)は、大企業の戦略を踏まえた徹底したハンズオンCVCを展開するグローバル・ブレイン株式会社(以下「グローバル・ブレイン」)(本社:東京都港区、代表取締役:百合本安彦)が新たに組成・運営するファンドであるグローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合に対して、100億円を上限とする戦略的LP投資を行うことを決定しました。
また、グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合は、INCJと同時に他の事業会社等からもLP出資を受け入れる予定です。
INCJでは従来より、日本におけるベンチャー企業をめぐるエコシステムの確立に向け、国際的な展開可能性がある有望なベンチャー企業と大企業のコラボレーションを実施するとともに、双方の課題解決に必要充分な資金の提供を行っております。しかしながら、INCJのみでは最適なベンチャー企業および大企業を悉皆的に調査、選定することには限界があり、INCJと投資哲学が一致する中立的な協業パートナーを求めておりました。
グローバル・ブレインは、これまで一貫して事業会社との二人組合によるCVCに特化し、事業会社の経営戦略を熟知した上で、投資先に対しては営業、経営戦略策定、バックオフィス機能の無償提供など日本でも比類のない徹底したハンズオン体制を提供し、これまで複数のファンドを組成・運用し高い実績を上げております。
特に、IPOのみならず事業会社へのトレードセール実績が豊富であり、事業会社の新たな事業ポートフォリオ立ち上げにも数多く貢献しております。
こうした背景を受け、グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合は、産業界に強いネットワークを持つINCJと、ハンズオン+CVCでの実績を持つグローバル・ブレインの協業により、次世代の国富を担うIT関連ベンチャーの創出・育成を下支えするハンズオン型ベンチャーキャピタルファンドとなることを目指します。具体的には、有望な領域を設定し、世界中のあらゆるステージのベンチャー企業を悉皆調査したうえで、日本の産業界のニーズを反映したうえで創業段階から相当額の投資を実行します。
投資対象は、ソーシャル、アドテク、セキュリティ、クラウドに関連するITベンチャーのほか、「リアル市場のネット化」を対象とするベンチャー企業などを想定しています。
INCJは、グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合への戦略的LP投資を通じ、ベンチャーと大企業との連携を促進することに加え、リードインベスターとしての役割を発揮して充分なリスクマネー供給と企業育成を担うことのできるベンチャーキャピタルのより一層の創出を目指します。また、ひいては日本のイノベーションを支えるエコシステムの構成主体である大企業に対して、不断かつ継続的なイノベーションの基盤を、再現性と循環性のある形で厚く豊かにすることを目指します。