2013.10.07
スマートインサイト株式会社:
ビッグデータを分析する企業向けソフトウェアの開発・販売を行うスマートインサイト(株)への投資を決定
株式会社産業革新機構(以下「INCJ」)は、ビッグデータを分析する企業向けソフトウェアの開発・販売を行うスマートインサイト株式会社(以下「スマートインサイト」)に対して、グローバル開発体制の構築や海外パートナーとの提携による共同開発・販売促進活動・市場開拓の推進の必要資金として、10億円を上限とする投資を行うことを決定しました。スマートインサイトは、今回株式会社内田洋行の子会社ウチダスペクトラム株式会社から新設分割された企業です。なお、スマートインサイトに対しては、INCJの投資とあわせて、株式会社環境エネルギー投資と日本ベンチャーキャピタル株式会社も総額4億円の投資を決定しています。
スマートインサイトは、検索を用いたアプリケーションのソフトウェアSMART/InSight?を独自に開発し、企業内外に散在する情報の分析・活用を実現しています。本製品は、既に国内自動車メーカー等、多数の大企業で導入実績を持ち、短い導入期間、低いコストで、品質情報分析を通じた設計効率化、購入履歴分析を通じた顧客対応の改善等に大きな効果をあげられるツールとして高い評価を受けています。さらに今後は、大手企業のみならず中小企業においてもビッグデータ分析ツールの活用を可能とするクラウド版製品の開発、クラウド・サービス・プロバイダーと連携したSaaS(Software-as-a-Service)型でのグローバルな製品提供を通じて企業向けソフトウェア市場でのポジションを築き上げることを目指します。
INCJは、スマートインサイトに対して成長資金を提供するとともに、社外取締役の派遣や経営面でのサポートを行います。これらを通じて、日本企業のプレゼンスが低い企業向けソフトウェア市場において日本発プレイヤーのグローバル展開を実現するとともに、中小企業も含めたビッグデータ活用の裾野の拡大、また大企業からの新事業のカーブアウトによる事業拡大を支援してまいります。
※「SMART/InSight」は、スマートインサイト株式会社の登録商標となります。