2011.06.14
衆智達：
「中小自動車部品加工メーカーの共同グローバル展開の支援」を決定
株式会社産業革新機構(以下「ＩＮＣＪ」)は、自動車部品加工の中小企業12社が共同して海外で事業展開を行う「衆智達汽車部件（常州）有限公司」（以下「衆智達」）が行う事業に対して、15億円の投資を行うことを決定しました。
世界の自動車市場は新興国を中心に成長し、それを支える世界の自動車部品市場も拡大が見込まれています。我が国ものづくり中小企業には、特に高度な技術が必要な工程で、世界の自動車部品メーカー向け市場を開拓する機会が広がっています。
衆智達は、中国を本拠地とし、自動車部品加工の中小企業12社が共同して事業展開を行うプラットフォーム企業です。国内では各社が「単工程を各々」で取り組む一方、衆智達は、海外において各社の強みを結集して「多工程をワンストップ」で行う新たなビジネスモデルに取り組んでいます。日系の自動車部品メーカーへの対応を継続・強化するとともに、欧米等の自動車部品メーカーを開拓することで顧客基盤の拡大を図る予定です。
ＩＮＣＪは、本投資を通じて、設備投資等に必要な資金を供給するとともに、外部経営人材の活用等により経営上のサポートを行います。これにより、中小企業が共同でグローバル展開を図る成功事例を創出するとともに、ピラミッド型の産業構造の転換に先鞭をつけることを目指します。