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支援決定のお知らせ

エレファンテック株式会社
公表日:2017.09.07 世界で初めてインクジェット印刷技術を用いてフレキシブル基板を実用化する エレファンテック株式会社への出資を決定PDFファイル

 株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」)は、インクジェット印刷方式でフレキシブル基板を開発するエレファンテック株式会社*(本社:東京都文京区、代表取締役:清水信哉、以下「エレファンテック」) の第三者割当増資を引き受け、同社の事業の成長資金として3億円を上限とする出資を行うことを決定しました。また、既存株主に加え、今回新たに大和企業投資株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:蛹エ藤雄)が管理・運営する投資事業有限責任組合も同社への出資を決定しており、総額5億円の資金調達となります。

*:旧AgIC株式会社が2017年9月4日付で商号変更

 エレファンテックは、東京大学で研究された技術をもとに、インクジェット印刷と銅めっきを用いてフレキシブル基板と呼ばれる電子回路基板を開発・製造するベンチャー企業です。リジッド基板に対し、フレキシブル基板は折り曲げることができ、薄くて軽量、かつケーブル配線の代替が可能という特徴があります。通信アンテナや自動車の配線などに使用されるほか、産業用ロボットやウェアラブル端末向けにも導入されるなど、今後、より一層の市場拡大が見込まれています。

 従来、フレキシブル基板は、「版」を使用して、基板全面に貼った金属の不要な部分を溶かす製法で製造されています。エレファンテックでは、必要な部分にのみ金属を含んだインクを塗布するプリンテッド・エレクトロニクスの技術を採用し、さらに銅めっきで処理を行う独自の製造技術を確立しています。その結果、従来製法で必要だった「版」が不要となり、材料、工程が削減され、大幅なコスト削減と納期の短縮化を実現しました。同社製のフレキシブル基板は、製造業における多品種小ロット生産や試作工程などに活用されることで、従来ボトルネックとなっていたコスト、納期を大幅に改善することが期待されています。
 
 INCJは、エレファンテックの革新的な技術が、第四次産業革命を支える日本の製造業の発展に貢献するとともに、国際競争力の向上にも寄与することを期待しています。加えて、大学発ベンチャー企業と大企業による産学連携を支援し、オープンイノベーションを加速させ、ベンチャーエコシステムの構築を目指します。
2017.09.07 投資スキーム図 (エレファンテック株式会社)PDFファイル

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